ほぼ1年ぶりにアップして、その内容が1年前の話ってどうよ？って気もしますが・・・。
そのほぼ1年前に長男と二人、九州へ行きました。
我が長男も高校生となり、夏休みには大学のオープンキャンパスにビシビシ参加せよ、と学校からのお達し。
長男も何を考えているのか、唐突に九州の大学のオープンキャンパスに行ってみたい！、と寝耳に水のようなことを言い始め、すっかりうろたえた妻から「同行せよ！」との命令が下ったのでした。
私も、「えっ、九州？、なんで？」とは思いましたが、ま、いいや・・・ついでに遊びに行こっ、と素早く気を取り直し、「へぇ～九州かぁ、遠いなぁ…仕事忙しいねんけどなぁ…う～ん大変やねんけどなぁ…オレも。でも息子の将来のためやもんなぁ…。ここは頑張らんとアカンよなぁ…」とブツブツ言いながら行くことにしたのです。
日帰りは大変・・・っていうかつまらないので一泊二日の旅程。
宿泊先を決めなきゃ・・・と思ってネットだのガイドだので調べるんだけど、ホテルも旅館も民宿もみ～んな満室。なんで？っていうくらい満室。いや、空いてるところもあるんだけど、一泊1名様4万数千円とかふざけくさったホテルくらいしか空いてない。
スゴイなぁ・・・博多ってそんなに人気あるんだ・・・知らなかった・・・と諦めかけて、小倉市のホテルを検索すると、こちらもほぼ満室。
ようやく一軒だけ・・・それもツイン二名で7千円くらいの逆に怖くなるよな値段の宿を見つけたので、そこを押えました。
長男に、「福岡、どこに行きたい？」と聞くと、
「やっぱし、福岡ドームかなぁ・・・」との返事。
「ドーム？。試合あんの？」
「いや、無いねんけど、ほらやっぱりファンとしてはいっぺん見ときたいっていうか・・・」
「ファン？」「うん」
「なんの？」「ホークスに決まってるやん」
「誰が？」「オレ」
「タイガースちゃうの？」「ホークスになってん。知らんかった？」
「うん、知らんかった」
子供は親の知らぬ間に成長していくものです。
というわけで、博多駅に着いて、まず向かったのは福岡ドーム球場なのでした。
最寄駅を降りると、球場の方に向かう人が結構います。
・・・うん、よく見てみると、球場方面に向かっているのはほとんど女性。しかも結構若い女の子が多い。
長男に「今日、なんかイベントがあるんか？」と聞いても
「知らん」と返事が返ってくるばかり。
「ふ～ん・・・それにしても女の子ばっかりやん」「せやなぁ」
「ダイエーって、そんなに女の子のファンが多いんか？」「知らんけどなあ・・・」
「ほら、最近カープ女子とか言うやん。あれみたいに、ダイエー女子がおるんかな」「そんな特売みたいな女子、おらんやろ。それから、ダイエーちゃうで。ソフトバンクや」
「あっ・・・」
そういえば・・・。
球団も知らんうちに成長していくものです。
ダイエーはソフトバンクに、阪急はオリックスで近鉄もオリックスで、楽天ができて、横浜もDeNAとかになってるみたいで、南海もダイエーになって・・・。
もうだいぶ分からなくなっています。
球場に着くと、もの凄い人数の女性が並んでいます。
う～ん・・・こうなるとどこが頭でどこが尾っぽか分からんウロボロス状態。誇張なしに球場を一周するような行列が出来ています。
なんじゃこれ？と思って、あちこち見てると、その夜、Kiss My Ft2のコンサートが開かれるとのことです。道理で・・・。
(どうでもいいけど Kiss My Ft2ってスゴイ名前ですね。。。)
並んでる女の子にインタビューしたところでは、11時開店のGOODS売り場に並んでいる行列だそうです。スゴイ情熱だ・・・。
と感心していると、長男もホークスのGOODSショップに行っていろいろ買ってきてご満悦の様子。まぁ、どっちもどっちか・・・。
天神に戻って昼食。
やっぱり博多ラーメン食べたいですよね？。
有名店の一蘭に行ってきました。
一蘭の有名なのは、「味集中カウンター」と呼ばれる、一人一人の席に仕切りをつけたカウンター。座ると、横に仕切り板があって・・・要するに、連れや隣の人とお喋りしたりせんと、ラーメン食うことに集中せえよ・・・ってことなんでしょう。
非常に大きなお世話です。
この構造、競馬の出走前のゲートとか、養鶏場のブロイラーにでもなったような気分になります。不愉快なだけ。
だいたい、たかがラーメン食うのに何で集中だのなんだの言われなアカンのか意味が分からん。
アホな店やとは思いましたが、ラーメンは美味しかったです。
腹も膨れたところで、オープンキャンパスへ。
大学の説明聞いて、現役学生の先輩方からの色んな話を聞きました。
私は自分が学生の頃に、オープンキャンパスなんていうものに参加したことがない。こうやって、行きたい学校の中を見れるのはいいことだなぁ・・・と感心しました。
で、長男に「どうやった？」と聞いてみたところ。
「ん、なんか思うてたんとちゃうわ」。
『え～～～お前こんなとこまできといて、それはないやろ・・・』
という心の叫びは口にはしませんでしたが、胸の中では大声で叫んだのでした。
つづく。。。