映画「アイデン&ティティ」をDVDで観た。
主演の峯田和伸に興味を持ってみたんだけど、
監督:田口トモロヲ、脚本:宮藤官九朗、原作:みうらじゅん、とメンツ見たら内容が想像付きそうな感じです。
ストーリーは駆け出しのロックバンドSpeed Wayの「ロックとは何か?」を求める、気恥ずかしいほどの青春映画なんだけど、峯田演じる主人公の元にBob Dylan?のような幻の男が現れ、主人公に迷いが生じたときに、詩のようなものを呟く・・・というのが物語の仕掛けになっています。
正直言って、もういい年こいたおっさんの私には、ちょっと・・・と思うお話でしたが、峯田演じる主人公だけはとってもいい。っていうか、この峯田和伸っていう人には、まっすぐで生真面目で自信がなくって弱くって寂しくて、でも強がっていてという、どこにでもいる青年の心に響く何かがあるようです。
かつて、そんな青年だった私も、何か揺すぶられた気がします。
もっと彼のお芝居がみてみたいです。
あと、麻生久美子さん演じるヒロインも不思議と印象に残りました。
セリフ棒読みで、なんか妙な感じ。
美人なのかどうかもちょっと微妙だけど、何考えてんだか分からなくて、主人公が引かれ続ける気持ちが伝わってきます。何考えてんだか分からないのは、単に演技が下手だったからかもしれないけど・・・。
ヒロインがジャージ履いてるのは、監督の趣味なのかなぁ・・・
あと、ヒロインが主人公のことを「君は・・・」と呼ぶのが気になりました。
私は現実の世界で、人のことを「君」呼ばわりする女の人と会ったことがないんだけど、
そういう人もいるのかなぁ・・・。
そう呼ばれてみたいようなみたくないような・・・。
「ラズウェル細木のときめきJazzタイム」って本も読んだ。
Jazzファンって、ホントに厭だなぁ・・・と思いました。
私はJazzが好きだけど、Jazzファンっていうのが嫌いです。
改めて、その思いを強くした次第。